2024.11.10
ハイボルテージ治療機とは
当院で使用している電気治療機器に「ハイボルテージ治療器」があります。
整骨院で行う電気治療というと、一般的な低周波治療のイメージがありますが、
このハイボルテージ治療も大きなくくりでは低周波を利用していますが、
大きな違いは
・高い電圧によって皮膚の抵抗を受けにくい
・コンピューターで制御されたパルスで適切な刺激を加えることができる
という点です。
もともと神経に対して一番大きな効果があるのが低周波なのですが、
人間の身体は皮膚の電気抵抗が高く、
通常の低周波治療器は皮膚で電気のエネルギーを多く持っていかれてしまうのが欠点でした。
(低周波治療器をかけると皮膚表面がビリビリするのはこれが理由です)
ハイボルテージ(高電圧)治療器は文字通り、低周波を高い電圧で
ピンポイントに打ち込むことで、皮膚の抵抗をあまり受けずに
身体の深部まで電気刺激を到達させることができます。
そのため、通常の低周波治療器では効果を出しにくい
深部の筋肉や神経なども治療が可能になり、
また、皮膚のピリピリ感も少ないため、
「電気治療は苦手」という方でもハイボルテージ治療器なら大丈夫な場合もあります。
二点目の「制御されたパルス」というのは、
詳しく説明すると非常に専門的になるので、ざっくりと書くと
「電気刺激の刺激時間、波形を治療目的に応じて変えられる」ということです。
低周波はその電気刺激の設定に応じて
・腫れの軽減
・痛みの抑制
・筋肉の緊張の緩和
・筋力トレーニング
・組織再生の促進
など様々な効果を期待できます。
その効果・目的に応じたプログラムの設定を行うことで、
最適な電気刺激を患部にしっかりと打ち込むことができます。
また、ハイボルテージ治療器は「ピンポイントで電気刺激を入れる」という特徴を生かして、
反応が強いところ=神経の興奮が強い場所=炎症や緊張が強い場所
を皮膚の上から探すことができる、という
検査器具のような使い方も可能です。
オリンピック選手のトレーナーなども使用しているハイボルト治療器。
利用は保険外になってしまいますが、
当院では初回が検査として1500円で施術を受けて頂くことが可能です。
即効性が高く、深部組織にアプローチできるハイボルテージ治療。
まずは一度、ご相談ください!
院長 太田 湧也