ぎっくり腰が増えています

2024.11.14

ぎっくり腰が増えています

このブログを書いている現在(2024年11月上旬)、ぎっくり腰でご来院される方が急増しています。

季節の変わり目では、急激な気候の変化で自律神経にストレスがかかりやすく、
それによって筋肉の緊張が強まり、身体を傷めるリスクが増えてしまいます。

2024年の秋→冬の変わり目はむしろ「夏→冬への急降下」と言いたくなるような
気候の激変の中、ぎっくり腰が増加しているのも納得ができます。

では「ぎっくり腰とは何か」というと

ぎっくり腰=急に腰が痛くなること(急性腰痛)

以上の意味は実はありません。

なので「ぎっくり腰という症状」がある上で「腰のどこがどうなって痛みを発しているのか」ということが重要になってきます。

ぎっくり腰はどこが痛いんだろう?

腰は腰椎という一本の(柔軟な)柱を、周囲の筋肉が支えることで成り立っています。

 

「ぎっくり腰」の原因として主要な組織だけでも

・腰椎の関節

・椎間板(腰椎の間にある軟骨のクッション)

・腰周囲の筋肉(起立筋・腰方形筋・多裂筋など)

・腰と骨盤をつなぐ靭帯

・骨盤の関節(仙腸関節)

・腰椎から出ている神経

と、非常に多岐にわたります。
これらの損傷部位に応じた症状の特徴があり
「どこが痛いのか」
「どの動きをすると痛くなるのか」
「ほかに関連した痛みがあるのか」
などを突き詰めていくことで、判別することが出来ます。

ぎっくり腰ってどう治療するの?

ぎっくり腰の多くは、動きの負荷やタイミングでこれらの組織に炎症が起きていることが多くあります。
まずはハイボルテージ治療などを使い、組織の痛み・炎症・緊張に対するアプローチをし、
必要であればテーピングやコルセットなどで患部の補助や固定を行います。
炎症の急性期に適切な処置をすることは、早期回復には非常に重要です。

炎症が落ち着き痛みが減ってきたら、
痛みによって緊張した周囲の筋肉や、崩れた姿勢などにもアプローチしていきます。
痛みをかばったり緊張することによって姿勢や動きが崩れると、他の箇所に続発的な痛みが起きたり、
損傷した部位の負担が増えて回復が遅くなることを予防することができます。

これらの症状が落ち着いてきたら「何故そのような損傷が起きたのか」という部分を追究し、
全身を見ながら、関節の可動域、身体の使い方などを改善するアプローチまでできると
今後のぎっくり腰の予防になっていきます。

このように、ぎっくり腰は「急性腰痛」とひとくくりにするのではなく、
しっかりと損傷部位と原因を判明していくことが重要になります。

戸越銀座駅前整骨院では、初期治療から再発予防まで
しっかりとした技術と設備で対応することが出来ます。

ぜひご相談ください!



院長 太田 湧也