走ると痛いすねの内側、、

2025.02.15

走ると痛いすねの内側、、

戸越銀座駅前整骨院です!

今回はシンスプリントについてお話していきます。

症状の概要

シンスプリントとは、すねの内側に痛みが出る症状の総称です。正式には、脛骨過労性骨膜炎と呼ばれ、すねの骨(脛骨)を覆っている骨膜に炎症が起こることで痛みを生じます。

具体的には、

  • ランニング時やジャンプ時にすねの内側に痛みを感じる
  • 運動後も痛みが続く
  • 触ると痛みがある
  • 腫れや熱感がある といった症状が挙げられます。

症状の原因

シンスプリントの原因として、

  • 過度な運動
  • 不適切なフォームでの運動
  • 筋肉の柔軟性不足
  • 足首の硬さ
  • 不適切な靴 などが考えられます。

特に、ランニングやジャンプを繰り返すスポーツをしている方は、すねに大きな負担をかけるため、シンスプリントのリスクが高くなります。

症状の治療法

シンスプリントの治療法としては、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 安静にする

炎症を抑えるためには、まず患部を安静にすることが重要です。

運動を中止し、患部に負担をかけないようにすることで、炎症の悪化を防ぎます。

  1. 電気治療

電気治療は、痛みや腫れを軽減するために用いられます。

ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、炎症を抑え、強い痛みを素早く軽減する効果が期待できます。

立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。

  1. 運動療法

ストレッチや筋力トレーニングなどを行い、下腿部の筋肉の柔軟性を高め、足首の動きをスムーズにすることで、すねへの負担を軽減し、再発を予防します。

当院では、EMS(Electrical Muscle Stimulation)を用いた体幹の筋力強化も行っております。  EMSは、電気刺激によって筋肉を収縮させることで、効率的に筋力アップを図ることができます。  テーピングやサポーターで患部をサポートすることもあります。

改善事例

症例:

30代男性。 ランニングを始めたばかりで、最近、走っている最中にすねの内側に痛みを感じるように。 特に、走り終わった後や、翌朝に痛みが増す。

改善例:

問診と検査の結果、シンスプリントと診断。

まずは、ランニングの量を減らし、患部を安静に。 ハイボルテージ治療で炎症を抑え、痛みを軽減。 その後、立体動態波治療で筋肉の緊張を和らげ、患部の血行を促進。 痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを開始。 下腿部の筋肉の柔軟性を高め、足首の硬さを改善しました。 また、ランニングフォームの指導を行い、再発予防に努めました。

その結果、痛みは消失し、ランニングを再開することができました。 適切な運動量とフォームを意識することで、痛みなくランニングを楽しめるようになりました。

シンスプリントは、ランナーによく見られる症状ですが、適切な治療とケアを行うことで、再発を防ぎ、スポーツを続けることができます。 すねに痛みを感じたら、早めに戸越銀座駅前整骨院にご相談ください。

 


院長 太田 湧也