寝ていて足がつりやすい

2025.02.19

寝ていて足がつりやすい

足がつる(攣る)症状は、特に寝ている間に起こることがあります。
足がつった時の痛みや不快感は非常に強く、改善方法を知っておくことが重要です。
以下に、足がつる症状の詳細、原因、整骨院での治療方法、そして改善事例について説明します。

症状:
 • 突然の強い痛み:足の指、足首、またはふくらはぎの筋肉が急に収縮し、強い痛みを感じます。
 • 筋肉の硬直:筋肉が硬直し、動かすことが難しくなることがあります。
 • 持続的な痙攣:痛みが数秒から数分間続くことがあり、動かすと痛みが悪化することがあります。
また、強い痙攣があった場合、過剰な筋収縮によって筋損傷(肉離れ)が起きることもあり、そのような場合、痛みが長時間持続することもあります。

病態:
 • 足がつる原因としては、筋肉の収縮が持続的に起こることに関連しています。
通常、筋肉は緩やかに収縮と弛緩を繰り返しますが、何らかの原因でその調整がうまくいかず、筋肉に収縮のスイッチが入ったまま弛緩できなくなる状態が「攣る」といことです。

原因:

足がつる主な原因は以下の通りです:
 1. 筋肉の疲労:長時間の運動や立ちっぱなし、歩きすぎなどで筋肉が疲労し、過剰な収縮が引き起こされることがあります。
 2. 血流不足:血行が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、攣ることがあります。
 3. 水分不足:脱水状態になると、体内のナトリウムやカリウムなどの電解質バランスが崩れ、筋肉が痙攣しやすくなります。
 4. ミネラル不足:カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルが不足すると、筋肉の収縮が正常に行われなくなり、つりやすくなります。
 5. 寝ている姿勢:不自然な寝姿勢や足を同じ位置で長時間保持していることが筋肉に負担をかけ、つりを引き起こす原因となります。

整骨院の治療:

整骨院では、足がつる原因に対して様々な治療法を用いて、筋肉のリラクゼーションや血流改善を行います。
 1. 手技療法(マッサージ):筋肉の緊張をほぐし、血行を促進するためのマッサージが行われます。筋肉が緩むことで、足がつるリスクが減少します。
 2. テーピング:肉離れなどを併発しているような場合、テーピングなどで筋肉を保護・サポートする必要があります。
 3. 電気治療(ハイボルト治療):電気刺激を使って筋肉をリラックスさせ、血行を促進する治療法が行われることもあります。
 4. 姿勢改善指導:足がつる原因として寝姿勢や立ち方、歩き方などの不良姿勢、片方の足への荷重の集中が影響している場合、姿勢の改善指導が行われます。

立体動態波治療

立体動態波治療は、深層の筋肉や組織にアプローチできる高周波の治療法です。この治療法は、筋肉の疲労や緊張を緩和し、血流を改善することにより、足がつる症状の改善が期待できます。
 • 筋肉のリラックス:立体動態波治療は、筋肉に深く届く波を使って筋肉の緊張を解き、攣りにくくする効果があります。
 • 血行促進:治療により血流が改善され、足の筋肉への酸素供給が促進されます。これにより、足のつりを予防することができます。

水分との関連性

足がつる原因の一つに、水分不足があります。体内の水分が不足すると、電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)のバランスが崩れ、筋肉が正常に機能しなくなります。水分と電解質は筋肉の収縮に重要な役割を果たしているため、脱水状態が続くと筋肉が収縮しやすくなり、つりが発生することがあります。特に運動後や夏場などで汗をかいた後には、適切な水分補給と電解質の補充が重要です。

なぜ足が攣るのか

足がつる理由として、筋肉の疲労や血行不良、脱水、ミネラル不足などが考えられます。これらの原因が重なると、筋肉が正常に収縮・弛緩できなくなり、強い痙攣を引き起こすことがあります。また、寝ている間に足がつる原因として、寝姿勢や長時間同じ体勢を保つことが関与することもあります。



院長 太田 湧也