なぜ春は「寝ても寝ても」眠いのか?

2026.03.09

なぜ春は「寝ても寝ても」眠いのか?

「春眠暁を覚えず」という言葉通り、春の眠気は風流なもの……と思われがちですが、実は体の中では自律神経のパニックが起きています。

1. 脳がエネルギー切れを起こしている

冬の間、私たちの体は熱を逃がさないように血管をギュッと縮めて「省エネ・保温モード」で過ごしていました。それが春になり急に気温が上がると、今度は熱を逃がそうと血管を広げ、体温を下げようとします。

この「冬モードから春モードへの急激な切り替え」に、自律神経は膨大なエネルギーを消費します。いわば、体の中では24時間体制で大掃除と模様替えを同時に行っているようなもの。その疲労が「強烈な眠気」や「体のだるさ」として現れるのです。

2. 背骨の「硬さ」がスイッチの邪魔をする

自律神経の重要な通り道は、脳から続く背骨に沿っています。 冬の寒さで背中を丸め、ガチガチに固まったまま春を迎えると、自律神経のスイッチがうまく切り替わりません。

  • 冬モード(交感神経):常に緊張して熱を作る

  • 春モード(副交感神経):リラックスして熱を逃がす

この切り替えがスムーズにいかないと、昼間なのにリラックスモードが解除されず、仕事中や運転中に耐えがたい眠気に襲われることになるのです。


「コーヒー依存」のループにハマっていませんか?

「だるいからとりあえずカフェインで喝を入れる」 その気持ち、よく分かります。でも、ちょっと待ってください。

自律神経が疲れ切っている状態でカフェインを流し込むのは、ガス欠の車にムチを打って無理やり走らせるようなもの。一時的に覚醒しても、切れた後にはさらに深い疲労が待っています。

「日中のコーヒーが手放せない」という方は、もはやカフェインが必要なのではなく、自律神経の「休まる力」が落ちている可能性が高いです。


当院の「スイッチ切り替え」メンテナンス

当院では、パニックを起こしている自律神経を落ち着かせ、スムーズに「春モード」へ移行させるお手伝いをしています。

  • 背骨・骨盤の調整:自律神経の「通り道」を掃除し、脳からの指令が全身に届きやすくします。

  • 深部温熱ケア:冬の間に芯まで冷え固まった内臓や深層筋肉を緩め、無駄なエネルギー消費を抑えます。

  • 頭蓋・頚椎リリース:脳の興奮を鎮め、質の高い睡眠(回復できる睡眠)が取れる状態へ導きます。


今すぐできる!「脱・だる重」セルフケア

ご自宅では、寝る前の「足首回し」を試してみてください。 足元の血流が良くなると、深部体温がスムーズに下がり、睡眠の質が劇的に上がります。「長く寝る」ことよりも「深く寝る」ことにシフトしましょう。

最後に

「春だから眠いのは当たり前」と我慢する必要はありません。2026年の春は、気温の乱高下が例年以上に激しくなっています。無理をせず、早めにプロの手を借りて、体の中を「春仕様」にアップデートしてしまいましょう!



院長 太田 湧也