2025.02.13
お子さんのお膝の痛み
戸越銀座駅前整骨院です!
今回は「オスグッド・シュラッター病」についてお話していきます。
症状の概要
オスグッド・シュラッター病とは、成長期の子供に多く見られる膝の病気です。 膝のお皿の下にある脛骨粗面という部分に痛みや腫れが生じます。
具体的には、
- 膝のお皿の下の痛み
- 膝のお皿の下の腫れ
- 運動時や運動後の痛み
- 膝の曲げ伸ばし時の痛み といった症状が挙げられます。
症状の原因
オスグッド・シュラッター病の原因は、成長期の骨の成長と筋肉の成長のアンバランスです。 骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、太ももの筋肉(大腿四頭筋)が脛骨粗面を引っ張ることで、炎症や痛みを引き起こします。
特に、ジャンプやダッシュなど、膝に負担のかかる運動を繰り返すスポーツをしている子供に多く見られます。
症状の治療法
オスグッド・シュラッター病の治療法としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 安静にする
運動を制限し、膝を安静にすることが重要です。 痛みが強い場合は、サポーターやテーピングで膝を固定することもあります。
- 電気治療
電気治療は、痛みや炎症を軽減するために用いられます。 ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、強い痛みに対して即効性があります。 炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。 立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。
改善事例
症例:
小学5年生の男子バスケクラブ所属。 クラブ中に膝に痛みを感じ、プレーに支障が出るように。
改善例:
問診と検査の結果、オスグッド・シュラッター病の疑いがありました。
まずは、運動を制限し、膝を安静にさせました。 ハイボルテージ治療で炎症を抑え、痛みを軽減。 その後、立体動態波治療で筋肉の緊張を和らげ、膝周りの血行を促進。 痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを開始。 太ももの筋肉の柔軟性を高め、膝周りの筋力を強化しました。 また、ジャンプや着地時のフォーム指導を行い、再発予防に努めました。
その結果、痛みは消失し、バスケに復帰することができました。
どうしても運動をしながらの治療になりますと時間がかかることもありますが改善していくものになりますので安心してください。
オスグッド・シュラッター病は、成長痛の一つであり、適切な治療とケアを行うことで、後遺症を残さずに治癒することができます。 膝に痛みを感じたら、早めに戸越銀座駅前整骨院にご相談ください。
院長 太田 湧也