寝違えについて

2021.03.21

寝違えについて

今日は寝違えについてお話致します。

眠っていて目が覚めた時に、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、いわゆる「寝違え」と言います。

首を動かすと痛みが出る時もありますし、重症になると痛みで首を動かせない時もあります。

寝違えの原因については様々な説があります。

①睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)に陥り時に硬結(しこり)となっている。

②前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している

③頸椎の後ろの椎間関節や関節包に炎症が起こる

筋肉の阻血・疲労や関節包の炎症を引き起こす原因は

・上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)

・同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するために頸部の筋肉に負担が生じる)

 

対処法としては…

①アイシング

⇒保冷剤にタオルを巻いた物やビニール袋に氷を入れたもので痛い箇所を15分間冷やします

1回アイシングをしてから次に行うまでの間隔は6時間以上空けて下さい。

※15分以上のアイシングは逆効果なので時間を必ず守ってください

②安静

無理に痛い方向に動かさないでください。

 

 

 

 

ストレスをしたり、痛い部分をご自身でマッサージすると悪化することもあります。

 



院長 太田 湧也