2025.02.21
膝の曲げ伸ばしが痛くてできない
戸越銀座駅前整骨院です!
今回は「内側半月板亜脱臼」についてお話していきます。
症状の概要
内側半月板亜脱臼とは、膝関節にある軟骨組織である半月板の内側部分が、本来の位置からずれてしまう状態です。 完全に脱臼してしまうのではなく、部分的にずれてしまうため「亜脱臼」と呼ばれます。
特に内側の半月板は、膝の内側を通る筋肉の腱と繋がっているため、筋肉の作用によって引っ張られて起きることが多い症状です。
具体的には、
・膝の内側の痛み
・膝の曲げ伸ばしで痛みが出る
・膝に引っかかり感がある
・クリック音やポキポキという音が鳴る
・膝を深く曲げられない、または伸ばせない
といった症状があります。
症状の原因
内側半月板亜脱臼の原因として、
・・膝周りの筋肉の弱さ、硬さ
・スポーツ中の急な方向転換やストップ
・交通事故などによる強い衝撃
・加齢による変形
などが考えられます。
症状の治療法
内側半月板亜脱臼の治療法としては、主に以下の3つが挙げられます。
・固定
半月板が再びずれないように、サポーターやテーピングなどで膝関節を固定します。
炎症を抑え、損傷した組織の治癒を促します。
・電気治療
電気治療は、痛みや腫れを軽減するために用いられます。
ハイボルテージ治療は、高電圧の電気を用いた治療法で、強い痛みに対して即効性があります。
炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。
立体動態波治療は、深部の筋肉まで刺激する治療法で、筋肉の痛みや緊張を和らげる効果が期待できます。
・手技治療
膝周りの筋肉が硬くなる根本的な原因として、股関節や足首の可動域の低下や、左右バランスの崩れによる荷重の偏りなどがあります。
そのため、マッサージやストレッチなどで可動域を改善しながら、矯正治療を加えて身体のバランスを整えていくことがより治療効果と再発予防を期待できます、
また、当院では、EMSを用いた体幹の筋力強化も行っております。
EMSは、電気刺激によって筋肉を収縮させることで、効率的に筋力アップを図ることができます。
当院の改善事例
60代女性。
自宅の階段の上り下りをしている際に膝の内側に強い痛みを感じ、膝を深く曲げることができなくなりました。
問診と検査の結果、内側半月板亜脱臼と診断。
まずハイボルテージ治療で炎症を抑え、テーピングで固定を行うことで痛みを軽減しました。
痛みが落ち着いてきたら、ストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリテーションを開始。
膝周りの筋肉を強化し、膝関節の安定性を高めました。
EMSを用いた体幹トレーニングを行い、バランス能力の向上も図りました。
その結果、痛みは消失し、仕事中にも痛みがでることがなく過ごされています。
内側半月板亜脱臼は、スポーツ選手に多い症状ですが、日常生活でも起こり得ます。
膝に痛みや違和感を感じたら、早めに戸越銀座駅前整骨院にご相談ください。
院長 太田 湧也